先週に引き続き、前走分析を中心に天皇賞秋を検討してみる。
2000年以降を対象に1〜3着馬の前走を整理する。まずは今回出走する馬に該当するレースから。
毎日王冠 | 5-4-1-4 |
札幌記念 | 4-0-0-0 |
京都大賞典 | 3-1-0-1 |
オールカマー | 1-0-0-1 |
天皇賞春 | 0-0-0-1 |
その他のレースは以下。
宝塚記念 | 1-4-1-3 |
神戸新聞杯 | 2-0-0-0 |
セントライト記念 | 2-0-0-0 |
秋華賞 | 0-0-0-1 |
その他 | 3-1-0-1 |
以前は毎日王冠と京都大賞典が2大ステップレースであったが、この10年は京都大賞典組は1〜3着に入っていない。2004年の1着ゼンノロブロイ、3着アドマイヤグルーヴが最後である。
2005年以降の京都大賞典を整理すると、219頭中101頭が菊花賞かアルゼンチン共和国杯に出走。天皇賞秋に出走したのは17頭だが、0-0-1-16である。年々レースが高速化する中、天皇賞秋に出走する上で、流れが落ち着く京都大賞典よりも毎日王冠の方がステップレースとして相応しいということであろう。今年も上がりだけの競馬で、上がり3F32秒台、33秒台続出であった。ラブリーデイは強いとは思うが、今年8戦目となり、見えない疲れがないか気がかりだ。
やはり中心は毎日王冠組としたいが、大物感のあるのはエイシンヒカリだけ。スピルバーグが調子を戻せば別だが、いかにも小粒。エイシンヒカリも逃げ馬となると本命視するのはちょっとこわい。
気になるのは日本ダービー以来の出走となるサトノクラウンと、オールカマーをステップとしたショウナンパンドラ。サトノクラウンは日本ダービー後、疲れが取れず、放牧に出されリフレッシュ。堀調教師によると、精神面に落ち着きが出てきたとのこと。ショウナンパンドラはオールカマーからのローテーションに余裕があり、末脚も魅力的。池添騎手も合っている。
現時点の予想は以下。
◎サトノクラウン
○ショウナンパンドラ
▲エイシンヒカリ
★アンビシャス
△ラブリーデイ
△ディサイファ
△ヴァンセンヌ